傷ついた経験がどうとか
経験っていう言葉は昔から好き。なんでも経験したほうがいいって思って生きてきた。
中1のときに道徳の授業で
「すんなり将来の夢を叶えるのと、回り道するの、どっちがいい?」
ってテーマで(もしかしたら前も話した?)
もう中1くらいだと賢いからさ、みんな先生の言おうとしていることがわかって
「回り道のほうがいいです!」なんて。
わたしは少数派がカッコいいと思ってた早期中2病だったもんで
「え、すぐに叶えたほうがいいと思います」みたいに発言したのを覚えている。
担任のたけちゃんは
どストレートに学校の先生になった新米ペエペエ教師で
成績もずーっと優秀、野球でもヒーローのTHE優等生だったお話をしてくれて
いいじゃん!いいじゃん!って憧れたけど
「そんなんじゃな、なんか足りないんだよ、俺の人生…」って、急に語り出したんだっけなぁ。
あの頃たけちゃんに何があったんだと今になって思う…
そして覚えているのは誰かが
「それは成功した人だから言えることだよね」みたいなことを後で言ってたことと(中1女子、こわい)
わたしが学校の先生になりたいことをたけちゃんに言ったときに
「人の上に立つ人ってのは、人の痛みがわかる人なんだよ。だからたくさん失敗しろ。たくさん嫌な経験をしろ。」
って言ってくれたこと。やっぱり当時のたけちゃん、なにかあったんだろうな。
それからわたしはドMになったわけだ。
くぅ〜。苦労たまらん。て。
うそうそ。
同じ経験をした人の味方に、わたしはなれる。
って生きてきたから、生きやすかった。
そして同じ言葉を子どもたちに残した。
そして傷ついた経験があるほうが強い派、だった。
けれども
今はちがう。
今はちがう時代だ。
それを朝ドラが伝えている。
ハッピーに、どストレートに成功して生きてきたっていいじゃない。
それで幸せでいいじゃない。
うちの旦那ちゃんもそうだもの。
その価値観が今の価値観で、わたしたち昭和がどうこう言うのはもうちがう。
それに、当たり前のことだけど
人の幸不幸は人がはかれるものじゃない。
大なり小なり、傷ついた経験のない人はいない。←朝ドラで言ってた。
そう。
時代が変われば考え方が変わる。柔軟に生きていこう。押し付ける大人にならぬよう。
おだんごたべたいって言うから買いに行ったら
おはぎのあんこ威力に魅了されてぺろり。
このガッツポーズ。笑