冬
昨日はみんなに会えてとてもよかった。
受験生の顔つき。
いよいよという緊張感もありつつ。
大人っぽくなったみんなの雰囲気に
塾の先生をしていたときに感じていた
「冬」
を思い出しました。
毎年送り出して安心しては
すぐに次の受験生のことを考える。
その子にとっても
その親御様にとっても
一度っきりの大事な受験が
わたしたちは毎年訪れる。
悔いのない年なんてなくて
100%の合格率
全員合格なんて
夢のような話で
去年だって
33名全員に全力で指導したけれど
5名が不合格だった証が
まだ手帳に残ってる。
体調を崩しやすい子だったなぁ
言うことを聞かないで難しい、自分の好きな問題ばかりやってたなぁ
塾に入り浸っていたけど
お菓子ばっかり食べてたなぁ
模試のなおし、全然してなかったなぁ
実ゼミのノートも
ただ授業のノートをうつして提出してたなぁ
自分に必要な勉強をわかっていなかったなぁ
全部伝えたのに
やってくれなかったなぁ
…
……
不合格だった子たちは
声をかけても
聞く耳もたずでした。
試験が終わって
教室に来て
自己採点をして
そこで初めて
わかる現実。
だけどもう何をしても
時間は戻らなくて
もがいても祈っても
結果は変わらなくて
わたしたちも慰める準備をする。
毎年毎年
それを繰り返しては
そうならないように
一人でも多くの生徒を救えるように
わたしたちもレベルアップをするのです。
今の自分はどうですか?
自己採点をして
満足のいく結果を出して
ドキドキしながらも楽しみに
合格発表の日を待つことができますか?
時間だけは平等に与えられています。
どう使って
自分の人生をどうするか。
それくらいわかる年齢です。
今年こそ100%合格
全員合格を成し遂げてくださいよ。
その力があることは
自分でもわかっている。
だけどやらないだけ。
やれないんじゃないぞ、やらないんだ。
やれるんだ!