とりあえずれおなの部屋

大好きな家族との出来事記録。感じたこと記録。元塾講師だから感じることもつらつらと。

誠実な怠惰

林先生(今でしょ!)が番組のなかで言っていた言葉。

見た人いるかなー

 

ものすっごくわかるわ。

 

誠実なの

真面目なの

ちゃんとやってるの、本人はね

だけど、いや、だからこそ

手を抜くの

最後までやりとげなくてもいっかなーって

それでも

「やった!」と言い切るの…

 

宿題でも課題でもなんでも

全くやってないとか

間違いまくってるとか

「それよりはいいでしょ?」って思っちゃうの…

 

先生をしていたときの感覚が蘇ります。

この子は受かるけど

この子は落ちる

っていう境目ってそういうところだったなぁって。

 

 

やれと言われたことをしっかりやる子

 

やれと言われたことの8割やる子

 

やれと言われたことができない子

 

 

下の2人は受かりません。

 

そしてわたしが育ててきた子たちは

 

やれと言われたこと以上にやる子たち

 

だったなぁって。

誰かのそれを当たり前とすれば

自然とみんなそうなる。

その誰かっていう先駆者、パイオニアを育てるのが大変だったけれど

必ずいる。

この子!っていう子が必ず。

 

その子を中心に、みんなで成長していく。

 

 

集団指導のよいところ。

 

受験は団体戦

みんなで戦うもんだって思ってる。

 

 

とっても好きなママ友さんに

個別と集団、どっちがいいのかふわーっと尋ねられて

仕事モードOFFなわたしは

ふわーっとお答えしちゃったけれど

(だってもうベテラン先生じゃなくて新米ママだから!笑)

 

やっぱり集団指導。

 

学ぶの語源はまねる、だから

良き人を真似て

悪き人を真似ないようにして

塾内に張り出される成績を

ランキングを糧にして

ライバルを次々に倒して

まだ見ぬ自分に出会うためには

たくさんの人と関わるのがいい。

仲間もしかり、応援する先生だって

いっぱいいたほうがいい。

 

個別指導でマンツーマン

自分にあった勉強をすることはとても効率がいいから

否定はしないんだけどね

でもね

伸びがちがう。

 

個別指導は勉強したぶんだけ伸びる

先生との二人三脚

 

集団指導は勉強した以上に伸びる

先生のもとを離れても

一人で成績を伸ばす術を身につけたから

自分で見つけた

成績を伸ばしたい理由があるから

最初だけちょっと頑張らないといけないし

親も少し心配することもあるけれど

本人の力を育てたいなら

やっぱり集団指導。

 

ずっと「個別じゃなきゃやだ!」って言ってた女の子が

本人も

そしてお母さんもすごく頑張って

塾が、集団指導の塾が大好きになった。

第一志望の夢も叶った。

そんな出会いが嬉しくて

そして今は懐かしくて

また夏がくるんだなって

 

がんばれ、受験生。

 

そして思い出せ、高校生。

あの頃の自分はなんだって出来たはず。

 

限界を決めず、前だけ見ること。

そしたら見えるものや

届くものが

必ずあるぞ

って

思い出せ、卒業生たちも。

 

 

そしてわたしも。

 

素敵な夏を過ごしましょうね。